2012年4月28日土曜日

ビストロさわざき 本日も口福ナリ その6〜鯛のカルパッチョ

今回は「鯛のカルパッチョ」 DDCのWinter 2011のレシピになります。

冬から春にかけてのメニューではありますが、初めて教わった時に目からウロコの落ちる思いのポイントがありましたので、作ってみました。

塩をまぶして冷蔵庫に寝かします。
ここがポイントその1です。
塩をまぶして、寝かすことにより、余分な水分と臭みが取れて、 軽く塩味がつき、魚の味が凝縮されます。ナルホド。日本料理の世界では常識だそうですが、知りませんでした。

余分な水分なのでしっかり拭き取ります。
ここがポイントその2です。
鯛をラップで包み冷凍庫に少し凍るまで入れます。
なぜ凍らせるかというと、、、、ごめんなさい。
これ以上は、DDCの会員様ページのレシピなので、そちらをご覧下さい。
(ちなみに会員には無料で入れますので、よろしくお願いします)

薄いそぎ切りにします。
ひとつ反省点が。ついずるをして、鯛をラップで包まず、トレーに入れたままラップをして冷凍庫に入れてしまいました。結果、時間通りにやっても、少し凍り方が甘かったです。
いけませんね。丁寧に。
皿に並べ

薬味をかけて、オリーブオイルとレモン汁をかけて出来上がり。
カルパッチョ、食べるのも、作るのも大好きです。簡単に短時間で作れて、しかも美味しい。いいとこ取りです。味付けもシンプルで、素材のうまみが引き立ちます。ちなみに、肉食なので、牛のカルパッチョもよく作ります。またの機会に紹介します。

今日のワインはイタリア北東部、フリウリのシャルドネ。樽をそれほど効かせていないので、ピュアな透明感があり、ふくよかな果実味。そして輪郭をキリッとさせる酸が。ミネラルも感じます。フランスのシャブリの、私の好きなある作り手さんを思わせました。
ミネラルと透明感、酸がシンプルな塩味と魚の旨味とよく合います。鯛の脂が、ワインのふくよかさとまた合います。

今日もご飯とお酒がベストマッチング。良かった美味しかった。
あ〜、本日も口福ナリ。ごちそうさまでした。

(澤崎信孝)

2012年4月26日木曜日

毎日ごはん

DDCで発表しているオフィシャル写真。

こちらは先週、家で撮った写真(あー、下手くそだ)。 


置き方も真似していますが、器も同じです(笑)。
そう、最初の頃は、持ち寄った食器で撮影していたんでした。

話は変わって、
モーレツ会社員だった時代(約20年間)は、
毎日家でごはんを作るなんてとんでもない話でした。
でも好きだったので、週末は出かける用事がなければ
昼も夜もごはん作って、ワイン飲んでが一番のストレス解消法。


そんな私が、独立して最初に始めたのが食のプロジェクトだったのは
今から考えると、かなり欲求不満がたまっていたんだなーと思います(笑)。

今は今で、会社員とは違ういろんな苦労もあるんですが、
やっぱり、夜になったらいったん仕事の手を止めて
すぐキッチンに入れるというのは、手放せない自由。

毎日ごはんを作ることで、改めて見えてくるものってあるなー。実感。

この1年は、お箸で食べる季節のレシピをお伝えしていますが、
すでにアップずみのナイフ&フォークマークのレシピの中には、
上田シェフと出会った1996年に教わったものもあり、
もう何度作ったかわからないくらいのものも多いです。


私にとって思い出深い、とても愛着のあるレシピもいっぱいあるので、
ときどき、そういうエピソードも書いていこうかなと思っています。

みんなにそれぞれ、連載ネタがあるっていいですよね。
交代で書くようになってから、順調にアクセス数もアップしているし、
よーしがんばるぞー。

そうそう、
5月12日(土)のイベントのエントリーも引き続き受付中ですので、
みなさまのご参加、お待ちしております。
ぜひライブで、リアルで、DDCをご体験ください。

詳細はコチラ → 
お申し込みフォームはコチラ → 

とりとめのないエントリーになってしまった気がするけど、
今日はこんな感じで。

(田村敦子)


2012年4月24日火曜日

私的良店案内1 「ナンセンス」


仕事柄、毎日のようにいろいろなショップに出かけています。
大きな撮影の時には、1日で20件以上まわり、商品を集める事もあります。
そんな仕事の中で出会った良いお店を
今回から少しずつ、ご紹介していきたいと思います。

初回は学芸大学にある「ナンセンス」。
国籍を問わず、さまざまな国の古いものが所狭しと並んでいます。
日本の木の小引き出し、北欧のテキスタイル、イギリスのカトラリーなどなど。
可愛らしい物もクールなものも同居していて、
どれをとってもナンセンスカラー。
照明などのリメイクものも得意で、おもしろいものが見つかります。


我が家にあるナンセンスもののひとつがこの陶製の子犬。
高さ4cmほどの小さなものですが、ひとめぼれでした。
「どーしたの?」と話しかけたくなる表情。
キッチンの窓辺に置いていて、目が会うたびに癒されています。

この子犬のように愛らしい女性が、いつも気持ちよく迎えてくれます。
お店も人なり。
ぜひ、出かけてみて下さいね。

(小山佳子)

2012年4月23日月曜日

極上シンプルおにぎり

あっという間にゴールデンウイークもすぐそこまで。
いい季節になってきました。
こんな時は、お弁当を持って・・
どこかへ・・と出かけたくなりませんか?
我が家もご多分にもれず・・と言いたいところですが、
子供たちが大きくなって、本当にそんなこともめっきり減って。

でも、時にはいいですよね。
そんな時のお弁当って・・
とても凝ったものを作っていると思われがちですが、
我が家の定番は何と言っても塩味のきいたおにぎり。
でも、たかがおにぎり。されどおにぎり。
やっぱりちゃんと作るとおいしいんです。

ご飯は熱いものを用意。
手に水としっかり目の塩を広げ、ご飯を・・。
アツアツで握りにくいですが、その熱さが肝心。
熱のおかげで、塩が溶けご飯の周りは高濃度な塩水に。
あまりぎゅっと握らず、あくまでもふんわり。
口にするとほろりとほぐれる程度の握り方でご飯を握り、
お皿に乗せて、冷まします。
表面はきちっと濃いめの塩味。
だからこそ中のご飯の甘さが際立ちます。
このハーモニーが何ともおいしい。
海苔をくるりとまけばそれで十分。

ご飯、塩、海苔で生み出すちょっとした贅沢。
よろしければ皆様も 是非。

(上田淳子)

2012年4月21日土曜日

5/12イベント ご参加エントリー受付を開始します

さて、お待たせいたしました。
5月12日(土)のDDC×ル・クルーゼ コラボイベントの
ご参加エントリー受付を開始いたします。

こちらのお申し込みフォームに
必要事項をご記入のうえ、送信してください。→ 
その後の流れは以下の通りです。

①折り返し、お手続きのご案内メールをお送りしますので
案内に従ってお手続きをお願いいたします。
②お手続き確認後、申し込み完了と当日のご案内メールをお送りします。
③当日、お気をつけてお越しください。

それでは、みなさまのご参加エントリー、お待ちしております!

ビストロさわざき 本日も口福ナリ その5〜タパス編

仕事で遅くなり、深夜に帰宅。こういうこと、ありますよね。
身も心もクタクタ。おなかはすいているのに、
これからご飯を作ると、遅くなるし、気力もない。
でも、何か食べて飲みたい。

そんな時にオススメです。
今回はタパス。スペインのおつまみメニューですね。
簡単で素早く作れるので、二品作りました。
まずは、「タコのガリシア風」
DDC「5分で作れるアペリティフ」になります。
材料はこれだけ。あとは塩胡椒。
5分以内に出来ますでしょうか。
タコを輪切りにして皿にならべます。これが一番手間がかかりました。
21秒を残して、見事完成!
塩、胡椒をふり、オリーブオイルをかけて、
赤ワインビネガーをちょっとたらします。
パプリカパウダーをおもいっきりふりかけ、
カイエンヌペッパーをお好みで。ウチは好きなので、結構ふります。
これで出来上がり。簡単でしょ。料理した、と言えないくらい。

お次は「オリーブのカクテル」
こちらは、「5分で作れるアペリティフ」会員メニューになります。
材料達。

残り3分ではなく、合計7分かかってしまいました。なぜでしょう?
ご覧の通り、混ぜるだけでおしまい。

美味しいですよ。オリーブの酸味と、
さまざまな素材の塩味と旨味が渾然となり、
ちょっぴり甘みも感じて。
デパ地下の高い惣菜はもう買えません。
明くる日も食べましたが、味は馴染んでさらに美味しくなっていました。
すぐ食べられますが、一日置いた方が、ベストですね。

今日のワインは、イタリアのスパークリング、プロセッコです。
泡モノは、気持ちを華やかに、豊かにさせてくれますよね。
疲れた体と心をもてなすには、うってつけ。
だからといって、限られた懐では
シャンパンをしょっちゅう開けるわけにはいきません。
その点、イタリアのスプマンテ(スパークリングワイン)は
懐も痛まず、アルコール度数も低めで、味わいも気さくなものが多いので、
気軽に楽しむことができます。
深夜のご飯には丁度いいです。ありがたいですね。


しっかりしたものではなかったですが、
ちゃんと、ご飯を作って食べると癒されます。
本日も口福ナリ。感謝!

※勝手ながら、金曜日だと時間が取れないことがあるので毎週土曜日にさせていただきました。

(澤崎信孝)

2012年4月19日木曜日

5月12日(土)クッキングイベントのお知らせ

ゴールデンウィークまであと1週間と少し。
この季節特有のワクワク感と慌ただしさ、両方を感じる今日この頃です。

さて、今日は楽しいお知らせがあるので
21時を待たずにエントリーをアップさせていただきます。

来る5月12日(土)、我々Delicious Dining Clubでは
ル・クルーゼ ジャポンさんとのコラボレーションで
久しぶりのクッキングイベントを行うことが決定しました。
今回は週末開催ですよ! 

開催概要は以下の通りです。
【イベント名 DDC×ル・クルーゼ 春のおもてなし料理&スタイリングミニ講座
【場所】 ル・クルーゼ ジャポン本社キッチンスタジオ
 (※こちらのキッチンスタジオは、普段は開放していません)
東京都港区麻布台2-2-9
【内容】ル・クルーゼのお鍋と器を使った春のお料理4品のレッスン、
テーブルスタイリングのワンポイントレッスン(いずれもデモンストレーション形式)、
ワインつき試食と懇親会、記念品つき
【受講料 お1人8,000
【日程 2012512() 12:0015:00
【定員】20

昨年9月のイベントで大好評をいただき、リクエストの多かったある1品が、
少し形を変えて再登場するほか、春満載のDDCレシピを4品レッスンします。
テレビ出演ですっかりおなじみになった、
上田淳子シェフの楽しいトークと目からウロコの技が今回もたっぷり。
 お料理はすべて、ワインつきでゆっくりご試食いただけます。 

from DDC Early Summer/Photo by Nobutaka Sawazaki

ル・クルーゼさんのお鍋と器が大活躍するレシピであることはもちろん、
あのきれいな色づかいに関するアドバイスも聞けるかも?
カラフルでおしゃれなル・クルーゼのお鍋で
作って取り分けるスタイルのお料理は、
カジュアルなおもてなしにぴったりですよね。

from HOME KITCHENS /Photo by Junichi Harano

ご参加エントリーの受付は、21日(土)より開始いたします。
またこちらでご案内いたしますので、 引き続きご注目ください!

(田村敦子) 

<4/21追記>
こちらにも同様の内容を追記しておきます。

お待たせいたしました。
5月12日(土)のDDC×ル・クルーゼ コラボイベントの
ご参加エントリー受付を開始いたします。

こちらのお申し込みフォームに
必要事項をご記入のうえ、送信してください。→ 
その後の流れは以下の通りです。

①折り返し、お手続きのご案内メールをお送りしますので
案内に従ってお手続きをお願いいたします。
②お手続き確認後、申し込み完了と当日のご案内メールをお送りします。
③当日、お気をつけてお越しください。

それでは、みなさまのご参加エントリー、お待ちしております!

2012年4月17日火曜日

大人の休日


高校時代の恩師と同級生達で、築地市場巡りを楽しんできました。
築地で料理教室を開いている友人のお陰で、
場内もスムースに回ることが出来ました。

今回の一番の収穫は海苔。
教えてもらった専門店で購入した海苔のおいしかったこと。
友人の教室で、海苔をおつまみに昼間からお酒をいただいてしまい、
またまた大人の良さを実感!(笑)

「朝から丸一日遊ぼう!」と決めて集合した私達。
おいしいものと懐かしい話で盛り上がり、
しっかり夜中の12時を回って帰宅しました・・・

(小山佳子)

2012年4月16日月曜日

ビストロさわざき シェフからのアドバイス編?


ビストロさわざき(第1回はこちら) 毎回、頑張っていますね。
ちょっと残念なのが、
一度もごちそうになったことがないことなのですが・・・(笑)


あれだけ細かく、実況をしていただき、
ワインのセレクトまでと、本当に私にとっては大助かり。
自分自身の料理レシピで、どなたかが料理を作られて、
それを、その過程を見せていただく事って
本当に少ないので・・。嬉しいです。
このところ大成功続き・・・
つっこみも入れにくいので、残念なのですが(笑)・・。


何回か見せていただくに、
やっぱり料理の肝は、味付けと火の入れ方なのかなと。
澤崎さん、お酒も飲まれるし、男性だし・・
塩味って結構しっかりの方がお好きなはず・・、
だからきちっとつけられると思うんです。
女性によくありがちなのが・・しょっぱくなりすぎたら・・と怖くて
あまり思いっきり塩味をつけられない・・。
結局食べるときなんとなくぼやけた味に・・。
で、食事中に塩を足しても表面だけしょっぱくて、なんだか・・・。


後は火の入れ方・・日本人、野菜の火入れって結構得意なんです。
でも、肉はやっぱり難しいよう・・・特に赤い肉をミディアムにする・・
これがやっぱり簡単にはいかない。 
澤崎さんのローストビーフやラムがまさにそう。


肉の状況(脂身、赤身加減)、温度、気温や、器具の種類で、
本当に状況判断をせねばならないのが・・こういう料理の難しいところ。
ではどうしたら・・・すみません、やっぱり、
これは感覚で覚えるしかないかな・・何度も作ってみてね・・。


でも、そのお肉が決して安価でないのが辛いところ。
(欧米の人たちは、お肉が安価だし、
しょっちゅう作っているからうまいんですね。
専用の温度計もあったり・・とか)

懲りずに作って、その感覚をものにしてくださいね。
そうそう、練習で、ローストビーフやラムを焼いたとき、
ぜひおよびくださいね♪

(上田淳子)