2012年6月13日水曜日

夜のキャンディ


仕事が遅くなる時の娘の食事は、
近くに住む義理の両親にお願いしています。

先週のある日。
早く帰れるはずの日(=両親に夕食をお願いしていない日)にハプニングがあり、
仕事が押してしまいました。
急でも頼めば、快く引き受けてくれる両親ですが、
先週一緒に夕食が食べられるのが、その日だけだったので、
娘には災難でしたが、9時近くまで待たせてしまいました。

撮影用食材を買うために最後に寄ったスーパーで、
夕食用の食材と一緒にこのキャンディを投げ入れ、ダッシュで帰宅しました。

キャンディは娘へのお詫びの気持ち。
小さい頃は、よく絵本や雑貨など、小さなプレゼントを買って帰りました。
娘の喜ぶ顔が見たかったのと、
待たせているお詫びの気持ちもありました。

「最近はプレゼントないね~」とこの前ぼやいていた娘。
「はい、これ、お詫びの気持のプレゼント」と
キャンディを渡すと、中学生でも嬉しそう。


「食べる?」「うん、食べる。」
遅い夕食の後、ソファで並んだ娘から渡された
そのキャンディの甘さと愛らしさにほっ。

今日も無事に終わりました、とTVニュースを見ながらつぶやいていました。

 (小山佳子)

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